みつだ内科クリニック

一般内科、消化器内科、小児科

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甲状腺異常

アイコン 甲状腺異常とは

甲状腺異常|南草津みつだ内科クリニック
甲状腺異常は、代謝を調整する甲状腺ホルモンの分泌異常によって、全身のだるさ・むくみ・動悸・体重変化などの症状が現れる病気です。
特に女性に多く、健康診断や人間ドックのオプション検査で見つかることもあります。
当院では、**甲状腺ホルモンの血液検査(TSH・FT3・FT4)**を行い、適切な診断と治療を行います。
南草津で甲状腺異常が気になる方は、みつだ内科クリニックへご相談ください。

甲状腺ホルモンの病気ってどのようなものがあるの?

甲状腺は重さ10-20g程度の首の前面、喉仏のあたりにある蝶が羽を広げた形をした臓器です。
甲状腺からは『甲状腺ホルモン』が生成され、このホルモンは血液から全身の臓器に運ばれ、代謝の活性化や成長の促進など、様々な働きをします。
脳の下垂体という臓器から分泌される、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の働きで、甲状腺ホルモンは基本的には体の中で多すぎず、少なすぎない、適切な値にコントロールされています。
甲状腺ホルモンが多すぎても、少なすぎても、全身にさまざまな症状が現れます。

甲状腺ホルモンが多すぎるとどのような症状が起こりますか?

甲状腺ホルモンが過剰になると、新陳代謝が高まりすぎた状態となります。
・動悸や息切れ
・疲労感
・暑がり
・食事をとっていても体重減少
・多汗
・手足のふるえ
・下痢
などの症状が出ます。
また甲状腺ホルモンが多すぎる状態が続くと、心臓に負担がかかり心不全となる場合や、骨粗鬆症の原因となることもあります。

甲状腺ホルモンが多くなる病気にはどのようなものがありますか?

甲状腺ホルモンが多くなる代表的な疾患がバセドウ病です。
その他、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、プランマー病などでも甲状腺ホルモンの過剰が見られることがあります。

甲状腺ホルモンが少ないとどのような症状が起こるの?

甲状腺ホルモンが必要よりも少ない状態となると、代謝が落ちた状態となります。
・無気力
・疲労感
・寒がり
・体重増加
・むくみ
・記憶力低下
・便秘
筋力低下、過多月経、脱毛、徐脈などの症状が出る場合もあると言われています。

甲状腺機能低下症の原因は?

甲状腺機能低下症の最も多い原因は、慢性甲状腺炎(橋本病)です。
また、昆布やイソジンうがいなどによるヨウ素の過剰摂取も原因となります。
その他まれですが、下垂体の病気が原因で甲状腺機能低下となる場合もあります。

院長からひと言

甲状腺機能低下症は、健康な人であっても潜在的に甲状腺機能の低下がみられるほど珍しくない病気です。
特に妊娠や出産を契機に機能低下が現れるケースが多いので、もし気になることがあれば早めにご相談ください、必要に応じて採血やエコー検査を行います。
きちんと治療すれば怖くありませんが、症状が無く気付かないままに重症化して、心不全や意識障害を起こすこともあるので注意しましょう。

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