肝臓内科とは
肝臓内科は、その名の通り、肝臓に由来する疾患を診断・治療する領域です。
総合内科専門医、消化器内視鏡専門医の院長が最新の知見に基づく精度の高い診断・治療を行います。
滋賀県草津市・南草津駅近くで、肝臓内科をお探しの方はお気軽にご相談ください。

肝臓の働き
解毒作用: 肝臓は体内に取り込まれた有害な物質(アルコールや薬物など)を分解し、解毒します。
代謝: 肝臓は栄養素の代謝を行います。特に糖、脂肪、タンパク質の代謝が重要で、血糖値の調整や脂質の合成、分解を行います。
貯蔵: 肝臓は必要なときに使えるように、ブドウ糖やビタミン、ミネラルなどを貯蔵します。
タンパク質の合成: 血液凝固に必要なタンパク質や、血中のタンパク質の一部を肝臓で合成します。
胆汁の分泌: 肝臓は胆汁を作り出し、これが消化に必要な脂肪の吸収を助けます。
肝臓にはこれらの重要な働きがあり、肝機能障害からやがて肝硬変、肝不全を起こすと、機能不全により様々な症状を引き起こします。
多くの肝臓の病気は無症状であり、健康診断や人間ドックを受診されてはじめて異常に気付くことが多いです。
肝機能障害とは
健診で指摘される肝機能障害とは
・AST
・ALT
・γGTP
の高値であることがほとんどです。
AST/ALTは肝逸脱酵素と呼ばれ、様々な原因の肝機能障害の際に上昇する値です。
γGTPは肝機能障害の際に一緒に上昇したり、アルコール性肝障害の際に真っ先に上昇する酵素です。
これらの値が上昇する状態を一般的に「肝機能障害」と呼び、原因の特定や必要に応じた治療が求められます。


主な症状
健康診断で肝機能(AST/ALT/γ-GTPなど)の異常を指摘された。
血小板の数が少ないと指摘された。
晩酌の量が多い。
急に体重が増えた、肥満がある。
糖尿病や脂質異常症など、複数の生活習慣病を抱えている。
献血や検診で肝炎ウイルスに感染していることがわかった。
ご家族に肝炎ウイルスに感染している方がいる。
食欲がなく疲れやすい。
肝臓疾患での主な検査
・腹部超音波(腹部エコー)検査
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱などを調べる検査です。
腫瘍や胆嚢、腎臓結石、脂肪肝などの診断が可能です。
6時間前から絶食のうえ来院されれば、初診の方でも外来時間内に随時検査を受けられます。
費用
診療区分 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
保険診療 (3割負担の場合) | 初診料+腹部エコー検査 | 約2,500円 |
自費診療 | 初診料+腹部エコー検査 | 6,000円 |
腹部エコー検査で見つけられる主な疾患
・胆石
・胆のうポリープ
・胆のう腫瘍
・肝嚢胞
・肝腫瘍
・慢性肝炎
・肝硬変
・慢性膵炎、膵腫瘍
・腎結石
・前立腺肥大
・腸閉塞
・虫垂炎
など
腹部エコー検査について詳しくはこちら

院長からひと言
