- 腹部超音波(エコー)検査とは
- 最新鋭の高性能機器を使用
- 超音波検査の利点
- 腹部超音波(エコー)検査方法
- 検査対象の臓器
- 肝臓
- 胆のう・胆管
- 膵臓(すいぞう)
- 腎臓
- 予約について
- 検査に伴う食事制限
- 所要時間
- 検査費用
腹部超音波(エコー)検査
草津で腹部エコー検査をご希望の方は、みつだ内科クリニックへご相談ください。

最新鋭の高性能機器を使用
腹部エコーには日立のFUTUSという最新の高性能エコーを採用しており、非常に鮮明な画像が得られますので正確な診断が可能です。


超音波検査の利点
1.痛くない
2.レントゲンやCTのように被曝の心配がない
3.短時間で行える
4.リアルタイムの画像が見られる

腹部超音波(エコー)検査方法
検査用のゼリーを腹部全体に塗りながらプローブを当てて観察します。
検査中は観察する部位によって「大きく息を吸って、止めて、」と院長から声がかかります。
指示があったらできるだけ指示に従って頂いて呼吸してみてください。
※体調不良や身体に痛みがあって検査に不安がある方は、遠慮なく申し出てください。

腹部エコー検査でわかる臓器
検査対象の臓器
肝臓、胆のう・胆管、膵臓、腎臓、などが検査対象です。

肝臓
肝臓の働き
「代謝」「解毒」「胆汁分泌」です。
まず代謝についてですが、肝臓は食べたものをエネルギーに変えます。
次解毒についてですが、肝臓は体に入ったアルコールや薬の毒物を分解し、無毒化します。
最後に胆汁分泌ですが、肝臓は「胆汁(たんじゅう)」というものを分泌し、十二指腸での脂肪の消化を助けます。
分かる病気
・肝のう胞
肝臓にのう胞と呼ばれる袋のようなものができる病気です。多くの場合、無症状また良性の病気のため、問題はありません。
・脂肪肝
名前に「脂肪」とあるように、肝臓に脂肪がたまってしまう病気です。症状がほとんどありませんが、肝臓に負担がかかっている証拠ですので、治療、また生活習慣の改善が必要になります。
・肝硬変
肝臓が硬く変化するため「肝硬変」と言います。肝炎ウイルスによるものが多いですが、それ以外にもウイルス性、アルコール性、自己免疫性などそれ以外が原因の場合もあります。
肝臓がんなどの合併症の恐れもあるため、早期発見、早期治療が重要です。
胆のう・胆管
胆のう・胆管の働き
胆のうは、肝臓で作られた十二指腸での脂肪の消化を助ける「胆汁」を溜めておく袋のような臓器です。
食事をすると、胆汁は胆管を通って十二指腸に流れ込み、消化を助けます。
分かる病気
・胆石
胆汁の成分が固まって石ができてしまう病気です。コレステロールが固まって胆石となる事があるため、脂肪の多い食品、例えば肉、バター、生クリーム、揚げ物などが好きな方は注意が必要です。
・胆のう炎
胆のう・胆管に炎症が起こる病気です。多くは胆のうや胆管に詰まった石が原因で細菌に感染し、炎症が起きるため、胆石の人がかかりやすいと言われています。
・胆のうポリープ
胆のうにできる「できもの」の総称です。ほとんどのポリープは良性ですが、大きくなると悪性の可能性が高くなるため、ポリープがあると言われた場合は、経過観察、場合によっては手術が必要な場合があります。
・胆のう炎
胆のう・胆管に炎症が起こる病気です。多くは胆のうや胆管に詰まった石が原因で細菌に感染し、炎症が起きるため、胆石の人がかかりやすいと言われています。
膵臓(すいぞう)
膵臓(すいぞう)の働き
膵臓は胃の裏側にあるオタマジャクシのような形をした細長い臓器です。
膵臓の主な働きは、食べ物の消化を助ける「膵液」という消化液の分泌、また血液中の糖をエネルギーに変える**インスリンを分泌し、血糖値を一定に調整する**働きです。
分かる病気
・膵炎
膵臓がうまく機能しなくなり、膵臓が膵臓を消化してしまい、出血、むくみなどの炎症が起こる病気です。お酒の飲み過ぎが一番多い原因のため、過度の飲酒は控えるようにしましょう。
・膵石
膵臓の中に石ができてしまう病気です。膵炎と診断された患者さんに多くみられます。飲酒後や食事後にお腹が痛む、背中が痛くなる、という方は要注意です。
・のう胞
膵臓の中、もしくはその周囲にできた袋です。「膵のう胞」とも言います。膵炎による良性のものです。
・腫瘍
粘液を作る腫瘍細胞の溜まったものが袋状に見えるものです。「腫瘍性膵のう胞」とも言います。のう胞と似ていますが、のう胞は炎症などによって起きたものであり、腫瘍とは別物です。
腫瘍は良性悪性があり、良性のものでも悪性に変化することがあるため、注意が必要です。
腎臓
腎臓の働き
腎臓の主な働きは、大きく分けて3つあります。
「血液に関わる事」と「イオンバランスの調整」と「強い骨作り」です。
まず、血液に関わる事ですが、腎臓は血液をろ過して不要な物を尿として外に出したり、血圧を調整したり、血液を作ったりしています。
次にイオンバランスの調整ですが、腎臓は体内のイオンバランスを調整しています。イオンバランスが崩れると、めまいや疲れなど様々な症状が表れます。
最後に強い骨作りですが、腎臓はビタミンDを活性化して、カルシウムの吸収を促進、強い骨作りを促します。
分かる病気
・のう胞
腎臓に1個から数個ののう胞ができる病気です。「単純性腎のう胞」とも言われます。通常は無症状で、ほとんどの場合、問題はありません。
・多発性のう胞腎
のう胞がたくさんできて、腎臓の働きが低下していく病気です。遺伝性があります。40歳代くらいまでは無症状で経過しますが、症状が出た場合は腰痛、腹痛、血尿、お腹が膨れるなどが表れることがあります。
予約について
予約は不要です
外来時間に随時行っています
(連休明けや土曜日の外来混雑時は待ち時間が発生します)
月、火、木、金、土
午前 8:45から11:30までにお越しください
月、火、木、金
午後 17:00~18:30までにお越しください
検査に伴う食事制限
検査の6時間前から絶食です。
お水、お茶などは検査直前まで飲んでいただけますが、控えめにお願いします。
膀胱まで観察ご希望の場合は尿を貯めてきてください。
・検査後はすぐに食事をとることができます。
所要時間
20分程度
検査費用
診療区分 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
保険診療 (3割負担の場合) | 初診料+腹部エコー検査 | 約2,500円 |
自費診療 | 初診料+腹部エコー検査 | 6,000円 |
院長からひと言
総合内科専門医、消化器内視鏡専門医の私が全てのエコー検査を行います。
腹部エコー検査に加えて、CT検査などの精密検査を必要と判断した場合には基幹病院をご紹介させて頂く場合もあります。
気になる方は一度、ご相談ください。
