2025.04.21 12:52

大腸カメラ検査の体験談(鎮静剤で眠ったままできました)

2025.3.25 初めて大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けたのでレポートします。

受けようと思った理由

大腸癌は40代以降に急増するというデータがあること。大腸がんはかなり進行しないと自覚症状がないことから、45歳になったので一度受けておこうと思いました。

3月24日 前日 21時まで食事ができます

一日、繊維質の多い 野菜、きのこ、果物、海藻は食べられないので私は下記のような食事をしました

朝食 朝7時 ジャムパン、バナナ、カフェオレ、ハム

昼食 昼13時 ゆで卵2個、海苔なしのおにぎり1個、牛乳

軽食 おやつ 16時 ポテトチップス、桃ジュース、チョコレート

夕食 夜 18時 ねぎ抜きのうどん、ハンバーグ、豆腐味噌汁、リンゴ(皮、種無し)

お薬 就寝前 22:30 前日に飲む、排便を促す薬を服用b

午前  3:30~4:30 薬が良く効いて夜中に排便がある。刺激性の下剤なので腹痛があり、もともとお腹が緩い私には辛かったです。

3月25日 検査当日 

起床 6:30 いつもの時間に起きる。昨晩の下剤の効果でしっかりした固形便が出る。

下剤の服用開始 07:30 2リットルの下剤「モビプレップ」を飲み始める。朝ごはんは食べられません。ぐっと我慢です。ポカリスエットやお水やお茶は飲めます。

下剤(モビプレップ)の味について ポカリスエットに梅干しを混ぜたような味です。美味しくないですが、刺激がないので腹痛を伴わずに、排便を促してくれますので非常に優れた下剤です。尿を出すように便が出てきます。これには私も驚きました。

下剤の効果で便意がある 08:00~8:30の間に

モビプレップを1リットル服用したところで便意がある。刺激性の下剤ではないので、お腹は痛くならずに便がでるので安心して飲めました。

08:30 便のカスも出なくなり、黄色い色の水分だけが排便時に出るようになる。

便が透明になりました

08:30~11:00 黄色い色が透明になるまで残りの1リットルをゆっくり飲む。最終的には完全な透明にはなりませんでしたが、薄い黄色い色になりました。

検査の準備のため着替える

12:00になったので検査着に着替て、

検査用パンツをはいたまま、暗い部屋で検査をしますので女性の方でも安心して受けて頂けます。

後ろ姿

前からの姿

ベッドに移動。鎮静剤の点滴準備をしてもらう。左手からルートを取ってもらう。

検査開始

院長の「鎮静剤を入れますので眠くなりますよ」と言う声が聞こえる。

いつ眠るのかな?ドキドキしていたら5秒ほどで記憶がなくなって寝てました。

検査中は爆睡していたようです。まったく記憶がありませんが、もごもご、ごにゃごにゃ小さな声で一人でしゃべっていたようです。ちょっと怖いですね、、、私(後で聞いて恥ずかしくなりました)

検査中の痛みはなかったです。何も覚えていません。

12:30 検査終了

眠気を取るために、鎮静剤を中和するお薬を入れてもらいました。南草津のみつだ内科クリニックでは、無料で鎮静剤を中和するお薬も使用していますので比較的すっきり目覚めてお帰り頂けます。

急に意識が戻り、急におならが出そうになるので恥ずかしくて「トイレに行きたい、トイレに行きたい」と訴えて、慌ててトイレに行く。

おなら(ガス)がでる理由

大腸はたくさんのひだがある臓器なので、精密な検査をするために当院では二酸化炭素で膨らませてひだの奥に隠れた病変も見逃さないようにしています。通常は空気を入れるのですが、空気だとお腹が張って苦しいので比較的、吸収の早い二酸化炭素を当院では使用しています。それでも多少は吸収されるまでに時間がかかりますのでお腹にたまった二酸化炭素がおならになります。

トイレでおならが出てすっきりする。

寝起きの時の様に少し頭はぼーっとするが、鎮静剤の中和剤のおかげで普通に動けるので、着替えて画像を見ながら説明を聞く。

検査結果の説明は丁寧でわかりやすいです

「癌や病気はない、加齢とともにできる憩室という腸のくぼみが一つある。

大腸の一部が何かに圧迫されているのか、癒着を起こしたようなカメラが進みにくい部分があった。子宮か卵巣にかかわりがあるかもしれないので、念のため骨盤MRIをした方が良いとの事でした。早速、総合病院で検査を受ける予約をしてもらいました。

画像の左下のふくらみです。とても心配です。

検査結果の説明後、ベッドで休む

12:40~13:10

運転する前に40分ほど、少し寝る

帰宅 車を運転して息子のお迎えに行く

13:10

頭がすっきりしたので車を運転して帰りました。

大腸カメラの感想

寝ている間に楽に受けられてよかったです。

一番つらかったのは夜中に服用した刺激性下剤の影響で便が出るまでの腹痛でした。

2リットルの下剤「モビプレップ」は全く腹痛がなく、便意だけをもよおして自然に出るので飲む量は多くてもつらくありませんでした。

検査は気づいたら終わっていたのでとても楽でした。受けてよかったです。

こんなに楽だといつでもまた受けられます

2025.03.31 骨盤MRI検査に行きました

大腸の外壁からの圧迫の原因を調べるために、どきどきしながら近江草津徳洲会病院に行きました。

検査結果

大腸の外壁を押していたものは右卵巣嚢腫でした。約2cmで良性でした。

今のところ急に大きくならない限り、経過観察だそうです。

大腸カメラ検査で外壁からの圧迫がわかり、骨盤MRI検査を受けることもできました。

今まで子宮がん検診は定期的に受診しておりましたが、診断が限られるので、身体に嚢胞がある事や子宮後屈位だということも全く知りませんでした。

しかもその卵巣嚢胞が大腸の壁を圧迫して、大腸カメラスコープも圧迫されている部分は進みにくかったそうです。

約2cmもある嚢胞が身体で育っていた事を知って、衝撃を受けました。

総評

自分で大腸内視鏡検査を受けるまでは大腸カメラ検査は敷居が高いイメージがありましたが、勇気を出して受けてよかったです。理由は

①眠っている間に受けられました。記憶は全くありません。(みつだ内科クリニックでは鎮静剤の費用は無料です)

②検査後、仮眠30分で息子のお迎えにも行けた。(早く帰りたい患者様には鎮静剤を中和するお薬も無料で使用しています)

③大腸の病気がなかったことが分かった、子宮嚢胞がある事、子宮後屈位である事も分かりました。勇気を出して検査を受けてよかったです。

次回は5年ぶりに胃カメラを受けようと思います。

またブログにアップしますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

みつだ内科クリニック 事務長 光田妙香

この記事は私の主観や感想に基づいて作成されています。

鎮静剤の効果には個人差があります。

日常から睡眠剤や安定剤を飲まれている方は、同じような眠くなる成分のため効きにくいことがあります。